「自ら計らわず」
その昔読んだ本の一説。
すごく重たい内容だった、
重たいのも仕方ないくらい時代背景が重厚な話だった。
主人公の座右の銘だと言うが、、。
「東京裁判」で唯一軍人ではなく文官として総理までつとめ、
時代の激流と時の悪戯に翻弄され続けた人。
黙って「死刑」を受け容れた。
「他人に精一杯尽くして」みたいな一節が前提の言葉になるとか、、、。
日本人らしいと言うよりは日本人にしか理解できないだろう。
潔いこの短い言葉は本当に身に沁みる。
自分から動くのではなく周りに気を配り自分の事はその時の流れにまかせる。
なかなかできない。、
自己主張しないと埋没する世の中。
出来るできないは別にし、
そうありたいと願う。
#落日燃ゆ #広田弘毅